日本平成村通信2020年10月号を発行しました!
日本平成村通信は2006年1月号からスタートし、今回で163回目の発行です。
日本平成村通信とは?・・・岐阜県関市武儀地域のNPO法人日本平成村が発行する月刊情報誌です。関市武儀地域の話題、イベント情報、自治会活動、図書館だよりなど地元密着情報が掲載されています。
・津保川中学校2年生鮎釣り体験
・津保川地域バス時刻表が改正されました
・秋のイベント中止情報
・自治会武儀支部の動き
・江坂の武儀に行こまいか~最終章~
・施設の利用に関するお願い
・むぎ図書館だより~古本まつり~
津保川中学校2年生 鮎釣り体験
9月12日(土)、中之保の津保川にて津保川中学校2年生29人が漁業協同組合の皆さんの協力のもと、鮎の放流と友釣りを体験しました。
鮎の放流では漁協が用意した100匹の鮎を実際に手に取り、においや感触を確かめました。「キュウリのにおいがする」などの声が聞こえました。
その後は組合員から友釣りの説明と指導を受け、鮎釣りを楽しみました。鮎を釣り上げた生徒がいると周りから歓声が上がりました。鮎釣りをするのが初めてという生徒が多く「貴重な経験ができた」と話していました。
鮎釣り体験は例年7月頃に行われていましたが、今年度は新型コロナウイルスの影響もあり、ずれ込んで実施されました。
秋のイベント中止情報
下記のイベントは中止となりました。
イベント名 | 予定日 |
ムーンライトコンサートin高澤2020 主催:ムーンライトコンサート実行委員会 | 10/10 |
文化祭(展示・発表) 主催:関市文化協会武儀部 | 11/3 |
ウォーキング大会 主催:「武儀のむかし話」伝説ロマン・ウォークの会 | 11/14 |
津保川地域バス時刻表が改正されました
関シティバスの時刻表改正にともない、津保川地域巡回バス上之保線の時刻表が改正されました。なお、武儀地域のデマンドバスは、変更ありません。
詳細は津保川地域バス時刻表(令和2年10月1日改正)をご確認ください。
自治会武儀支部の動き
今年の資源回収の予定
今年は、コロナ禍のため、なかなか資源回収がなくて、どこへ出したらいいのか?との声を聞くことが多くなりました。
10月1日現在の状況を報告いたします。
1.学校の資源回収の予定
① 津保川中学校:11月7日(土)
② 武儀東小学校:12月6日(日)
③ 武儀西小学校:12月6日(日)
集めるものについては各学校より、プリントが配布される予定です。また、コロナ禍の状況により予定が変更になることもあります。
2.各学校で常時集めています
・津保川中学校のランチルーム横へ
(アルミ缶・ペットボトルキャップ)
・武儀東小学校:プール横回収ボックスへ
(新聞・雑誌・段ボール・アルミ缶・一升ビン・ビンビール)
・武儀西小学校:校舎正門横回収ボックス
(新聞・段ボール・雑誌・本)
(アルミ缶は体育館横、スチール缶未回収)
3.その他町内のお店でも
大門地内の「ゲンキー」「マツオカ」「V・drug」でも、新聞・雑誌・段ボールなどを集めていただいています。(各お店への出し方は、案内をよく読んでお出しください)
ご協力をお願いいたします。上の写真は富之保の第1回国勢調査記念の写真です。
誰もが感染する可能性があるコロナウイルスだから、自分が差別等をするだけでなく、身の回りの差別等につながる発言や行動には、同調せず「そんなことはやめよう」と声をあげましょう。
人々の優しさは、ウイルスとの戦いの強い武器になります。(文部科学省文書より抜粋)
2020関市自治会連合会武儀支部 防災勉強会のお知らせ
関市自治会連合会武儀支部では、令和2年度関市総合防災訓練がコロナウィルス感染拡大防止により中止となりましたことから、自治会独自の勉強会を開催する事になりました。
この勉強会は各自治会長や副自治会長など自治会の役員を対象に実施します、一昨年の津保川豪雨災害を振り返り、来るべき災害に備えて下記の日程により、各会場に分かれて開催いたします。
※自治会役員以外の方で、勉強会に参加を希望される方がありましたら当日までに、自治会防災担当(和座090-3308-0652)まで連絡願います。
・勉強会は富之保地区・中之保地区・下之保地区毎に開催します。
・講座の受講回数は3回です。
〇講師:岐阜大学 防災・減災センター 准教授 小山真紀 氏
江坂の武儀にいこまいか ~最終章~
江坂が武儀に赴任して3年の月日が経ちました。2017年10月からスタートした江坂の地域おこし活動は、2020年9月末を以って終了となります。
江坂は、関市地域おこし協力隊(関市の会計年度任用職員)という立場で3年間勤めさせていただきました。地域おこし協力隊について、あまり馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんので、下記の通り引用させていただきます(引用元:総務省HP)。
地域おこし協力隊とは?
都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。
江坂の仕事は「武儀の地域おこしに関わることならばすべて業務」という特殊な仕事内容であったため「江坂ってどんなひとなの?」「江坂ってどんな活動をしているの?」などと疑問があった方もいらっしゃることと思います。
本来であれば、活動報告会を開催し、3年間の集大成を発表させていただくべきと存じますが、コロナ禍の影響を鑑みて、本紙面にて活動報告を掲載することで代えさせていただきます。
関市から提示された活動ミッションはこんな感じでした!
①地域資源(椎茸、パッションフルーツ、空き家、高澤観音、八滝等)を活用した企画立案
②移住サポート(活動地域内での空き家の発掘、移住希望者への空き家の紹介)
③情報発信(SNSを活用した活動の発信)
④任期満了後、市内への定住できるような企画の立案
⑤その他市内各種団体の活動、地域住民との連携に関する活動
成果が出たこと、達成できたこと、力不足であったこと、着手できなかったことなど色々ありますが、次ページからは1年目から3年目までどのような活動を行っていたのかを紹介させていただきます。
【活動1年目】学習センターから見える風景に一目ぼれ。まずは地域を知ることに奔走。
江坂は2017年に名古屋市から関市(武儀地域)へ移住しました。武儀へ移住したきっかけは、当時岐阜県が実施していた「清流の国移住ツアー」に参加したことでした。その中で、たまたま武儀生涯学習センターに立ち寄ることとなり、そこから見える「壮大な風景」に一目ぼれしました。
江坂の前職は、広告代理店の営業マン。激務の中で、子育てや地域づくりにまったく関われない生き方に疑問を感じ、第二子誕生をきかっけに「地方移住」を考えはじめました。27歳の時でした。
2014年から3年ほど、家族で全国いろいろな田舎を旅しました。自分たちの住みたい場所を探し、理想的な子育て環境を探し、最終的にたどり着いた場所が「武儀」でした。
江坂はもともと武儀にご縁があったわけではありません。知らない土地、知らない人が住むまちへの移住でした。そのため、1年目は主に「地域を知る」ことからはじめました。
原木しいたけ、パッションフルーツ、玉みそなどの特産品を取材し、日龍峯寺・八滝ウッディランド・道の駅平成・お宮の清水・地域に伝わる60以上の伝説など、武儀の観光資源を記事にまとめました。
江坂が取材した内容は「伝説ロマン溢れる津保谷のブログ(https://www.tubodani-blog.net/)」に取りまとめてあります。最終的には、全国45万人以上が江坂の発信した情報を目にすることになりました。
【1年目の成果】武儀の情報を全国45万人以上に宣伝しました。
【活動2年目】平成ラストフィーバー到来!メディア出演や平成の空気缶開発など
実は、江坂が武儀に移住を決めたもうひとつの理由が「武儀地域には、平成“ラスト”フィーバーが必ず訪れる」と確信していたことです。江坂は元広告代理店勤務。情報発信スキルを最大限に活かし、地域に貢献することができると考えました。
日龍峯寺、関むぎパッションフルーツ組合、伝説ロマン・ウォークの会、ありがとう!平成時代実行委員会、NPO法人日本平成村の公式ホームページを制作し、広く地域内外に情報発信する仕組みを整えました。
平成ラストフィーバーで実施したことは、①日龍峯寺のNHKゆく年くる年放映誘致、②平成まつり・平成ウォーキング大会・平成スタンプラリーなど元号に絡めた企画の実施、③平成ハンドタオル・平成チョコレート・平成クリアファイル・平成の空気缶などの平成グッズ制作等の立案・協力。その他、連日のメディア対応など本当に目まぐるしい1年でした。
2年目の活動は大部分を「平成ラストフィーバー」に充てましたが、ただそれだけをやっていたわけではありません。
中部学院大学にて大学講師としてデビューしたり、関むぎパッションフルーツ組合の生産支援や販売支援などをさせていただいたり、
武儀地域の特産品を都会に持参し「岐阜県関市刃物以外の物産展(関市って刃物だけじゃないんです)」を開催したり、武儀地域の伝説をめぐるツアーを企画しました。
少しでも地域に貢献しようとチャレンジした2年目でした。
【2年目の成果】平成ラストフィーバーの盛り上がりに貢献することができました。
【活動3年目】田舎専門の宣伝マンとして起業。ここがスタートライン
3年目は、自分の限界に挑むかのように新しいことに取り組みました。慣れない農業をスタートさせたので、身体はパンパンに。草刈りを11時間続けた翌日に立ち上がれなくなったこともありました。
新たに着手したことは、次の通りです。①起業(2020年3月4日開業)、②パッションフルーツ生産開始(上野・多々羅に約1,400㎡)、③SDGs de 地方創生公認ファシリテーター資格取得、④子育て支援団体「せき・ビクトリーキッズ」発足、暮らしの部分ですが⑤水稲栽培にチャレンジ(5a)。
どれもこれも、武儀に定住するための取り組みであり、持続可能な地域づくりに貢献するためにスタートしました。
2020年9月末を以って、江坂の地域おこし活動は一旦終了します。これは、江坂と関市の雇用関係が終了するというだけのことであって、武儀の地域づくりが終結したわけではありません。
今後の江坂は、地域おこし協力隊での経験を活かし、2020年10月からは一住民として持続可能な地域づくりに貢献していきたいと思います。
「空き家を探している」と言い続けてきましたが、任期終了する現在も適当な住居が「見つかっておりません」。
期限付きではございますが、現在居住している「武儀教職員住宅」を引き続き貸していただくことになりました。取り急ぎの住居は確保することが出来ましたが、適当な空き家があれば引っ越ししたく思っています。空き家の情報などありましたら、ぜひ教えていただけますと幸いです。
江坂は、武儀に移住することができて本当に良かったです。人口200万人を超える都心部から、人口3,000人のまちへ。最初は戸惑いも、心細さもありました。そんなときは、いつも地域の方にやさしくしていただきました。そして、家族が支えとなってくれることで乗り越えてきました。
これからは一住民として、少しでも地域に恩返しできるように益々精進いたします。3年間本当にありがとうございました!
【3年目の成果】起業。一住民としてのスタートラインに立つことができました。
施設の利用に関するお願い
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、感染防止対策にご協力をお願いいたします。
武儀生涯学習センター
頻繁な換気
飛沫防止対策(マスクの着用・アクリル板など)
手指の消毒
人との間隔を2メートル確保する
マイクなどは使い回しをしない
発熱・風邪などの症状がある場合は施設を利用しない
施設ごとの利用人数制限を守る
利用責任者は参加者の連絡先を確認し健康チェックを行う
利用者名簿をひと月保管する
不特定参加者の場合は「入場同意書」を提出する
フィットネスルーム
頻繁な換気
マスクの着用
手指の消毒
発熱・風邪などの症状がある場合は施設を利用しない
入室時に「入場同意書」を提出する
利用人数制限を守る
図書館(武儀分館)
人との間隔を2メートル確保する
マスクの着用
手指の消毒
発熱・風邪などの症状がある場合は施設を利用しない
グラウンド・テニスコートについて
利用責任者が利用日ごとに「スポーツ施設利用チェックシート」を提出する
※徹底した感染防止対策がとれない場合、施設の貸出しをお断りする可能性があります。
むぎ図書館だより
下記日程にて、古本まつりを開催します!古本をご自由にお持ち帰りいただけますので、ぜひお越しください。
期間:2020年10月24日(土)10:00から2020年11月1日(日)18:00まで
会場:武儀生涯学習センターエントランスホール
下記日程にて、本ビンゴを開催します。本を借りてビンゴを2つ揃えた方に景品をプレゼント!
期間:2020年10月1日(木)10:00から2020年11月29日(日)18:00まで
会場:武儀生涯学習センターエントランスホール
10月休館日のお知らせ(武儀生涯学習センター)
5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)は休館いたします。
サロンについて
新型コロナウィルス感染防止のため、当分の間、中止とさせて頂きます。再開できるようになりましたら、お知らせします。
武儀地域の人口(単位:人)
地域名 | 男 | 女 | 計 |
富之保 | 519 | 570 | 1,089 |
中之保 | 421 | 441 | 862 |
下之保 | 533 | 559 | 1,092 |
小計 | 1,473 | 1,570 | 3,043 |
※令和2年9月1日現在 住民基本台帳人口(関市ホームページより)
コラム武儀
この3年間は江坂さんがいなかったらできなかったことが沢山あり、武儀地域が信じられないくらい盛り上がりました。
10月からも武儀に残って地域づくりを続けられるとのことなので、これからも応援し、協力していきたいです!(可児)
日本平成村通信2020年10月号のPDFを下記のリンクよりダウンロードいただけます。