岐阜県最古の寺「日龍峯寺(にちりゅうぶじ)」
日龍峯寺(にちりゅうぶじ)は、日本平成村へお越しの際に、必ず立ち寄っていただきたい場所です。訪れた多くのお客様が「このような山奥に、なんて立派なお寺があることか」「岐阜の山奥に清水寺を見つけました」「ここは、隠れた観光スポット」など、とても感動されます。
日龍峯寺の境内には、美濃清水と呼ばれる清水寺と同じ造りの本堂や、北条政子寄進の多宝塔など歴史的建造物が立ち並びます。
山の中にある密教の古寺
日龍峯寺は、高澤山中腹に建てられた緑多い山の中にある密教の古寺で、古い歴史をはじめ、ハイキング、山登りもでき、自然を肌で感じることができます。御本尊は千手千眼観世音菩薩。通称で高澤山の観音様から「高澤観音」と親しまれています。
北条政子寄進の多宝塔(国指定重要文化財)
日龍峯寺の多宝塔は、北条政子が寄進した将軍家建立になる唯一の建造物です。明治27年国特別保護建造物指定、昭和25年重要文化財指定となり、鎌倉時代を代表する全国屈指の建造物です。
両面宿儺伝承の寺
<日龍峯寺公式ホームページより>
寺伝によると仁徳天皇の時代(五世紀前半)、飛騨の国に両面宿儺(りょうめんすくな)という豪族がいた。
両面宿儺は当地の豪族として権勢を誇っていた。この異人天皇の叡聞に達し都に上り、御対面した。
その帰り、美濃加茂野ケ原で休憩していると、どこからともなく鳩二羽が不思議なさえずりをなして、高沢の峰に飛び去った。
異人不思議に思い里人に尋ねると、『高沢の山脈に池あり、神龍住みて近郷の村人に危害を及ぼす』と聞き、はるかの峰に登り大悲の陀羅尼を唱え神龍を退散させこの峰に寺を開創したという。
NHKゆく年くる年放映の寺
2018年末から2019年始にかけて放映されたNHK「ゆく年くる年」にて、日龍峯寺の本堂、鐘楼、庫裡が取り上げられました。この放映をきっかけに、日龍峯寺には多くの参拝客が訪れるようになりました。
岐阜県最古の寺でいただく手打ちそば
日龍峯寺では、毎月第3日曜日は御本尊様のご縁日。庫裡では手打ちそばを食べることができます(11時から14時まで営業。材料がなくなり次第終了)。